DUNE libartane

ALEJANDRO JODOROWSKY

 

最近は人生における自分の目的は何であったかをよく考えます。

 

「である」ことよりも、「のように見える」ことに拘っていたのではないか。

「である」ことよりも、「所有する」ことに囚われていたのではないか。

「である」ことよりも、「成功する」ことを目指していたのではないか。

 

そう、それで、別の問いが思い浮かぶのです。

今考えたのは、私の人生の目的が何なのかですが、

さらに、人生の普遍的な目的はいったい何であるのかを知りたい。

あなたの人生における目的は何であるかを知りたい。

ともあれ、人生の普遍的な目的が何であるかを知りたいのです。

私の人生の目的と、あなたの人生の目的は、

人生の普遍的な目的と何らかの関係があるはずです。

 

人生は、

大都市がさらに巨大化していくことを求めているだろうか。

都市が今のような状態であることを望んでいるのだろうか。

われわれを人造人間のようにしてしまう、巨大都市での生活を欲しているだろうか。

他者を搾取し、より多くのお金を稼ぐことを求めているだろうか。

無名の人々の前で、自分が有名になることを求めているだろうか。

貧困の世界で裕福であることは、恥ずかしいことではないのか。

 

平凡な人々からなる世界で、聡明であることは恥ずかしいことではない。

なぜなら、誰もがそれぞれ聡明だからです。

ではなぜ私が人前に出る必要があるのか。

なぜなら、私は私だからです。

私は存在しているからです。

私は生き続けるからです。

 

あなたは何歳まで生きると思いますか。

私は何歳まで生き続けるだろう。

あなたはこの世からいなくなる準備ができていますか。

私はこの世からいなくなる準備ができているだろうか。

 

なぜ私は芸術を創るのか。

そこに問題があるのです。

私の芸術は人生が求めているものと関係があるだろうか。

人生は何を求めているのか。

人生は拡張することを望んでいるのです。

宇宙は拡張することを望んでいます。

では、私の脳は何を求めているか。

私の脳はどんどん大きくなろうとしています。

私は何をしようとしているのか。

こんなくだらない枠の中に閉じこもるのは、もうたくさんだ。

私は、北に、南に、東に、西に意識を開きたい。

私は意識を解放する芸術を創りたい。

映画を観ながらポップコーンを食べる愚か者のための映画は創りたくない。

精神的、感情的、創造的、性的な発見を促すような映画を創りたい。

そして、健全な身体活動を誘発する映画を創りたい。

全ての扉が開くまでは、私は安らかに死ぬことはできません。

 

いつ何時でもこのように考えているのです。

© photos Pascale Montandon-Jodorowsky
©“LE SOLEIL FILMS”CHILE・“CAMERA ONE”FRANCE 2013
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