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WEIRDO DAVE INTERVIEW

セクシーに、スリックに、ネガティブに。

NYのダウンタウンを拠点に活動するアーティスト、ウィアード・デイブ。SupremeやVANSにも自身の作品を提供し注目を集めている彼が用いる手法はコラージュである。新聞や雑誌等から切り取られ引用されるイメージの多くが表すのは怒り、苦痛、エログロ、そして死だ。それらを用いることで社会の矛盾や残酷さを表現する変人デイブのコラージュは、ページを捲る度に絶望と希望が点滅を繰り返すグロテスクで病的なユーモアなのである。

あなたの生い立ちを教えて下さい。

WEIRDO DAVE(以下D):カリフォルニアの北部で育ったんだ。高校を卒業した後、コミュニティー・カレッジに通っていたけど途中で辞め、その後2001年にニューヨークに引っ越してきたんだ。

どのようにしてアートをつくるようになったのですか?

D:通勤電車の中でニューヨーク・ポストをよく読んでいて、クールだと思ったものを切り取って、デスクの周りに置いたりして集めていたんだ。あとはセレブリティの写真や映画のスチール、例えば「キャリー」「サイコ」「エクソシスト」やエディー・マーフィーとか。子供の頃にジンをつくっていて、大人になって やることも特にないし、切り取って集めていた写真を使ってまたジンを作りはじめたといった具合だね。

あなたのホーミーは誰ですか?

D:レオ・フィッツパトリックやネックフェイスとかかな。ニューヨークとロサンゼルスでそれぞれ2人で展示をやったよ。アメリカ以外では2007年にコペンハーゲンのギャラリーで、まだヒゲのないキッズだったネックフェイスと2人展をやった。個展といえばSupremeの店で作品を発表したことかな。僕にとっては純粋な個展よりもクールな出来事だったよ。

どうやって彼らと知り合ったのですか?

D:ELEVENで働いていたリッチ・ジェイコブスの紹介かな。彼を通じてネックフェイスと知り合いになり、その後エーロンとはパサバイで会ったよ。よく彼らと店でハングアウトしていたよ、夜のアクティビティってやつだね。パサバイは面白いやつらが小さいスペースに集まっていて面白かったね。ラスト・ギャラリーも小さいけどシックだよね!ディルが展示したのを聞いたよ。めちゃくちゃ面白そうなショーだったね。ディルに東京に来いよって誘われていたんだ、行けていたら面白かったのにね。東京ではWANTOやSECTに会ったときに感じた彼らのエナジーが凄かったのを覚えている。ラスト・ギャラリーも新しい場所が見つかったらレオのホームアロー ンと展覧会交換とかすれば良いよ。場所が無くなってもエナジーは消えないからね。

好きなアーティストはいますか?

D:ヘルムート・ニュートンかな。アート作品をつくりながら、雑誌やコマーシャルの仕事もこなす。ただスタジオに座ってるだけじゃない、そのスタイルが好きなんだ。小さい頃ファッション雑誌をよく読んでいたからね。「SLEEPLESS NIGHTS」を買って切り抜いて作品に使ったりしているよ。あとはギイ・ブルダンみたいなカラフルなものが好きだね。ケネス・アンガーのMOCAでの展示も凄かったね。凄いインスピレーションだったよ、ファッションピープルとか映像作家とかみんな彼の真似しているよね。

自身の作品と今後について教えてもらえますか?

D:僕の作品は刺激的なイメージの集合体で、自分としてはギャラリーで展示するより、本や雑誌に掲載する方がしっくりくるね。こないだラジオ番組で今後何をしたいかって話をしていて、DJとか、パーティーとか、展覧会とか、色々アイディアはでたけど、全部予算が必要なんだよ。作品をモーション・グラフィックにいれて見せることもやってみたいし。今は、ガソリンは満タンだけど、地図とゴー ルが無い感じ。だけど今はこのまま自然の流れに身を任せてただ楽しみたいと思ってる。セクシーに、スリックに、ネガティブにね。

INTERVIEW BY KAZUMI ASAMURA HAYASHI
TRANSLATED BY TOMOKO OKAMOTO